作業環境の新常識!シット&スタンドワークステーション(Sit‑and‑Stand Workstation):立ち作業と座り作業どっちが楽?

私たちは日々の仕事の中で「座る」「立つ」という何気ない行動を繰り返しています。しかし、この“姿勢”こそが、作業者の健康や生産性に深く関係しているとしたらどうでしょうか?この記事では、製造業の現場で注目されている「Sit‑and‑Stand Workstation(立位・座位切り替え式作業台)」に関する科学的な調査結果を基に、姿勢が私たちの働き方に与える影響を徹底解説します。
なぜ「姿勢」が重要なのか?
私たちの体は、長時間の同じ姿勢に適応するようには設計されていません。立ち続けることで脚部の静脈に血液が滞留し、座り続ければ筋肉の緊張が緩み、背骨や骨盤に不自然な負荷がかかります。
特に製造業の現場では、「ずっと立ったまま作業をする」「一日中座って細かい作業をする」といった環境が珍しくありません。こうした作業スタイルが積み重なると、腰痛や膝痛、慢性的な疲労感など、さまざまな身体的不調を引き起こす原因になります。
科学が証明した「姿勢と健康・生産性」の関係
調査対象と方法
ベルト工場のアセンブリラインで働く47名の作業者を対象に、座位作業群(24名)と立位作業群(23名)に分けて調査を実施。各グループの筋骨格症状、疲労感、生理指標(血糖・脂質など)、心理面(集中度・満足度)などを測定し、その差異を明らかにしました。
筋骨格症状:どちらが体に優しい?
結果は明確でした。立ち作業を続けていたグループでは、首・腰・膝・足首などに痛みや違和感を訴える人の割合が有意に高く、症状の重さも大きいことがわかりました。
特に腰痛と膝の痛みは深刻で、作業中の集中を妨げる要因になっていました。一方、座り作業ではこうした身体症状の訴えが大幅に減少。結論として、筋骨格症状の発生頻度・強度は座位作業の方が明らかに低いことが証明されたのです。
疲労感:立ち続けると「だるさ」が蓄積
主観的な疲労感に関する評価でも、立位グループのスコアは高く、特に午後の作業後半にかけて疲労が急激に高まる傾向が見られました。座位グループでも疲労は感じるものの、立位と比べて緩やかで、一定時間の作業での「持続力」には大きな差が出ました。
生理指標:カロリー消費は意外と同じ?
「立っている方が消費カロリーが多くて健康的」というイメージを持つ人も多いでしょう。しかしこの調査では、エネルギー消費量、血糖値、中性脂肪といった生理的データにおいて、立位と座位の間で顕著な差は見られなかったのです。つまり、姿勢だけで健康を大きく改善するのは難しい、という現実も見えてきます。
心理面:集中力と満足感のバランス
心理面で興味深いのは、「座位グループは集中しやすいが、焦燥感が強い」「立位グループは疲れやすいが、仕事への満足度が高い」という傾向です。
集中して作業に没頭することは良いことのように思えますが、長時間その状態が続くと「焦り」や「ストレス」につながりかねません。反対に、立ち作業では体が動くことで精神的な開放感が得られ、モチベーションや仕事満足度が高まると考えられます。
結論:「どちらか一方」ではなく「両方を使い分ける」
上記の調査からわかるのは、立ちっぱなしも座りっぱなしも、どちらか一方に偏ることがリスクであるという事実です。健康面だけでなく、作業効率やモチベーションの維持にも大きく影響するため、「姿勢の切り替え」が不可欠なのです。
そこで提案されているのが「Sit‑and‑Stand Workstation(立位・座位切り替え式作業台)」です。名前の通り、作業中に座ったり立ったりをスムーズに切り替えられる作業台で、欧米を中心に導入が進んでいます。
どんなメリットがある?実際の改善例も紹介
切替可能な作業環境での成果
同様の切替可能な作業台を導入した事例では、1日あたりの座位時間を約1時間短縮できたという報告があります。しかも、その効果は導入から18ヶ月後も維持されており、「導入して終わり」ではない持続可能な改善策として注目されています。
表:立位・座位の違いと影響
| 指標 | 立位作業 | 座位作業 |
|---|---|---|
| 筋骨格症状 | 多く強い | 少なく軽い |
| 疲労感 | 高い | 低い |
| エネルギー消費 | 差なし | 差なし |
| 集中度 | 中〜高 | 高い |
| 満足度 | 高い | 中 |
| 焦燥感 | 低い | 高い |
導入に向けたポイント
1. 高さ調整可能な作業台を選ぶ
作業者の体格や作業内容に合わせて、立位・座位の両方で快適な作業姿勢を確保できる作業台を選定することが重要です。高さは、立位時には肘が90度に保てる位置、座位時には足が床にしっかりつき、膝と腰が直角に保てる高さが基準となります。また、電動式やガス圧式など、調整操作が簡便で確実なものを選ぶと、日常的な切り替え運用がしやすくなります。
2. 姿勢切り替えのルール化
作業環境にあらかじめ「いつ・どのくらいの間隔で立つか/座るか」といった切り替えの基準を設定することで、効果的な活用が促進されます。たとえば「30分立位→30分座位」のサイクルや、「1時間ごとに3分間の姿勢変更タイムを設ける」といった具体的なルールが有効です。タイマーやアラームを活用することで、忙しい作業中でも無理なく姿勢の切り替えを習慣化できます。
3. モニタリングとフィードバック
導入後も継続的なモニタリングが必要です。作業者に対して定期的にアンケートや聞き取りを行い、疲労感や身体症状、集中力や満足度の変化を把握しましょう。また、作業効率やエラー発生率などの業務データとも照合することで、作業環境の変化がパフォーマンスにどう影響しているかを客観的に評価できます。その結果に基づき、切り替え頻度や作業台設定の見直しを行う「改善サイクル」を組み込むことが、効果を最大限に引き出すポイントです。
おわりに
私たちの働く姿勢が、これほどまでに健康と作業の質に関係しているという事実は、多くの人にとって新しい発見だったのではないでしょうか?
「立つのが良い」「座るのが良い」ではなく、大切なのは両方を適切に切り替えること。科学的な根拠に基づいた改善策として、「Sit‑and‑Stand Workstation」の導入は、労働安全衛生や職場環境改善に取り組むすべての現場にとって有効な一手となるはずです。
今後、姿勢管理の見直しは、単なる健康対策を超えて、企業全体のパフォーマンス向上にも直結していくでしょう。この記事がその第一歩となることを願っています。

🏢 第23回 シーフードショー大阪 とは?
「シーフードショー大阪」 は、西日本最大級の魚介・水産物の専門展示商談会です。国内外の水産物(鮮魚・加工品)、調味料、冷凍・鮮度保持技術、包装・物流設備、加工機器・関連装置などが一堂に集まり、バイヤー・卸・小売・外食・物流など業界関係者が最新の製品・技術・サービスを比較・商談できます。また販路開拓や市場動向の把握、業界ネットワーキングの場としても重要です。
🎯 出展対象
- 魚介類(天然・養殖/鮮魚・切身など)
- 水産加工品・シーフード惣菜
- 調味料・食品添加物(醤油・塩・魚醤等)
- 水産加工機器・関連装置(スライサー、洗浄機 等)
- 冷凍・冷蔵機器、鮮度管理技術
- 包装・物流機器・サービス(包装資材、輸送技術 等)
- HACCP対応機器、衛生管理設備
- 付随する厨房機器・調理器具 等 ※幅広いカテゴリの「食材・加工・流通」関連製品・技術が対象です。
👀 来場対象
- 小売・卸・問屋・食品商社
- 外食・中食・宿泊施設の仕入担当
- 食品製造・加工企業
- 物流・定温流通関連企業
- 漁業・養殖・水産業関係者
- 行政・自治体、水産・研究機関 等 ※水産・食品バリューチェーン全般のプロが対象です。
📍 開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 第23回 シーフードショー大阪 |
| 会期 | 2026年2月25日(水)〜 26日(木) |
| 時間 | 10:00〜17:00 |
| 会場 | ATCホール(大阪・アジア太平洋トレードセンター) |
| 主催 | 一般社団法人 大日本水産会 |
| 来場予定者数 | 約11,000人(主催者目標) |
| 入場方法 | 公式Webサイトからの事前登録制(無料) |
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